Production Process製作までの話

「大人が自信を持って着られるプリントTシャツとは?」Tシャツにプリントされる言葉やデザインは、時にその人のセンスや価値観を映し出します。だからこそ、大人が“1枚でかっこよく着られる”プリントには、特別なこだわりが必要だと私たちは考えました。
数多くのフォントの中から選んだのは、ヴィンテージ調でありながら洗練された印象を持ち、かっこよさと品の良さを併せ持つ書体。ロゴに込めた言葉もまた、着る人が誇りを持てるような、意味と響きにこだわった3案をご用意しました。そして最終的には、ブランドを応援してくださる皆様に投票していただき、最も共感を集めたロゴを採用しています。恥ずかしさのない、むしろ「自分らしく、かっこよく」着こなせるプリントT。大人のための一枚が、ここに完成しました。
そして、「大人のTシャツ」に欠かせないのは、プリントだけではありません。もうひとつ大切なのは、シルエット。身体に負担をかけたくない。だからといって、オーバーサイズではラフすぎて、どこかボーイズライクな印象になってしまう。だからこそ、大人が品よく着こなせるように、細部にわたってバランスを調整しました。肩線の位置、袖の幅、襟ぐりの開き方。ほんの数ミリ単位での調整を重ねてたどり着いたのは、「着やすいのに、なぜかすっきり見える」絶妙なシルエット。
そして、「色」にもこだわりました。今回採用したのは、ヴィンテージ調のプリントと相性の良い、深みのあるカラー展開。大人の肌に自然となじみ、さりげなく雰囲気を引き立ててくれる色合いを目指しました。そのために、製品染めという手法を採用。洗いをかけたような自然なムラ感が、素材の表情を引き出し、より立体的で柔らかい印象に仕上がっています。洗いざらしのような風合いが、大人の肌にすっとなじみ、一枚でさらりと着るだけでも、「なんだかかっこいい」と思わせてくれる色合いです。
忘れてはいけないのが「重ね着したときのバランス」。Tシャツは1枚で着るだけでなく、カーディガンやジャケット、パーカーとのレイヤードでも活躍します。だからこそ、プリントの位置にも徹底的にこだわりました。主張しすぎず、でもしっかりとポイントになる。Vネックの開きにも、パーカーのジップにも、クルーネックにもすっとなじむ。そして、ボトムにタックインしたときでも美しくバランスが取れる位置にプリントを配置しています。どんなスタイリングにも自然と溶け込む、大人のための計算されたデザインです。